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「あの……こないだ引っ越して来た伊集院と申します……」
母さんは金沢さんのお母さんに緊張しながら挨拶をしていました。
それを見て退屈になったのか女の子は俺の元へ歩み寄って来ました。
「お前つまんない顔しているなー」
俺の女の子への第一印象は最悪でした。
「よし
そんなつまんないお前にはこれをやるからな」
俺と同じくらいの女の子で、しかも初対面の相手の俺に対して渡してきた物は……。
「な、なにこれ!?」
黒くて、なにか生き物の原型が留まっていない物を渡されたり。
「カエルのミイラだよ」
「う゛わぁぁぁん」
俺はすぐに泣きながら母さんに抱きついたのを覚えています。
彼女は俺の手に干からびたカエルを手渡してきた事によってカエルにトラウマを持った俺は10年くらい経った今でもカエルに触れなくなりました。
ついでにこの女の子の名前は金沢鈴(カナザワスズ)という名前です。
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