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小道に入ると細長い道がやや左に曲がりながらずっと続いていた。
左右には塀があり高く人では超えることが出来ないだろう。
そんな曲がり道がほとんどない通りを歩いて行くと、やや開けた場所にでた。
車が三台は並べれるくらい幅がある。
そんな道を秋羅が進んでいると、不意に不思議な物体が目に入った。
「ん?……あれはなんだ?」
秋羅の目の先には人と同じくらい大きさの楕円形の物体が浮いている。
色は漆黒で周りに紫色のオーラを放っている。
周りに人は普通に歩いているのだが、誰もその不思議な物体を気にかける様子はない。
(俺にしか見えていないのか?)
秋羅はその物体に触れてみることにした。
「おりゃ!」
ガツッ!!
「いって~!!なんだよこれは……」
物体は思いの他固く軽く突き指したようだ。
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