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「な、なんだあいつは!」
秋羅はあまりの恐怖に動けなくなってしまう。
狼は待ってはくれず飛びかかって来る。
「うわっ!」
恐怖で足が動かせないのでその場に倒れてなんとか避ける。
それによって、大ダメージは避けることができた。
が、狼の爪が肩をかすり血が出てくる。
傷口は焼ける様に痛む。
「くそっ!」
狼は着地後直ぐに向きを変えて獲物にとどめをさすべく秋羅に向かって来る。
痛みで恐怖が消えたのか、立ち上がり紙一重で狼の攻撃を避ける。
「と、とにかく逃げるしかない」
そう言って、狼に警戒しつつも川下に向けて走り出す。
狼も見逃してはくれず追っかけてくる、スピードは狼の方が速いのでだんだん追い付かれる。
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