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翌日。
カラスは『どんきち』の意味を理解した。
「あ、どんきちだぁ!」
「え…? どんきちって何?」
「どんきちは、この前ウチの頭にう○こしたカラスの名前だよ。ほんと、殺して食ってやろうかな。あはは。」
「…そんな殺してやりたいほどのカラスに名前なんてつけなくていいじゃん! 愛梨バカだなぁ!」
そんな愛梨達の会話を、カラスー…どんきちは聞いたのだ。
『どんきちって…俺様の名前だったのか。さすが愛梨、可愛らしい名前つけてくれるじゃねえか…』
どんきちは、好きな人に名前をつけてもらったことで、またも興奮を覚えた。
徐々に熱を増してくる体。
また脱糞をしてしまう、そう思い、前回と同じ過ちを繰り返さないようその場から翔び去った。
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