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僕達は毎日ここで暮らしている。
朝バンの一言が目覚ましだ。
それからマロが食料を持ってくる。
それを食べた後に今日1日の会議が始まる。
遊ぶにしても何にしてもバンの嗅覚で行き場所が決まる。
ロイはそれをじっと聞いて判断をする。
僕達はそれが当たり前だ。
それが1番安全な道だと思っていた。
あんな事が起きるまでは…
それはいつもと同じ日々を過ごしていた時だった。
僕はチロルといつもの様に遊んでいた。
急にチロルの様子がおかしくなった。
それは人間の足音が聞こえた瞬間だった。
でもそこにはもっと小さな足音も聞こえた。
僕達は隠れながらそれを見続けた。
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