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CE74.世界の平和はオーブ、ザフト、地球連合の3国家によって保たれていた。しかしそれを望まない者達によって世界は再び戦火に包まれる………
イリク「早く行こうぜ!しないと遅れるぞ!」
ロア・ヴィスは友人のイリク・シレイアに急かされるようにして家を出た。
彼らは学校に向かって走った。
学校に着いて授業を受けていた時、遠くで爆音が響き、同時にサイレンが鳴り響いた。
学校からパニック状態になった生徒達が先生の制止も聞かず、近くのシェルターへと走りだした。
ロア「今のなんだ?」
ロアはその逃げる人混みに流されながら言った。
その後、イリクを探して人混みからはずれたが見つからず、シェルターに逃げ込もうと空いている所を探した。
人混みをはずれたのが大幅なタイムロスとなり、近くのシェルターは全て入れない状態になっていた。
やっと空いているシェルターを見つけ、そこへ向かって走りだした時、そのシェルターに一筋の光が走り、爆発した。
ロアはその爆風に飛ばされ地面に強く肩をぶつけた。その痛みに耐えながら近くの建物に走りだした。
その建物の中はとても暗く、鉄の匂いが漂っていた。さらに近くで爆音が鳴り響き、それに驚いたロアは奥へと歩き始めた。
歩いていると足が何かに触れた。
暗い中手探りでその形を探っていると、その何かが動き始めた。
驚いて顔を上げると、二つの黄色い目らしきものが見えた。
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