近づく脅威

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?「やぁ、君があのMSのパイロットだね。私は艦長のバルトフェルドだ。よろしく。」  バルトフェルドはロアを見て落ち着いた口調で言った。  キラはロアを椅子に座らせて言った。 バルトフェルド「いきなりだとは思うけど、僕達の仲間になってくれないか?」  ロアは少しの間、黙ったあと答えた。 ロア「少し考えさせてくれませんか。」 バルトフェルド「分かった。ゆっくり時間をかけて答えを出してくれ。」 ロア「少し、MSのところに行っていいですか?」    ロアが言うと、バルトフェルドは笑って答えた。 バルトフェルド「あぁ。でも君の部屋にも案内したいから10分ぐらいで頼む。」  ロアはMSデッキに向かった。 MSに乗り込むと、ロアはクロサスに話しかけた。 ロア「クロサス、聞こえてる?」 クロサス「うん、聞こえてるよ。何かあった?」 ロア「さっき、艦長と話したんだけど、私達の仲間になってくれないかって言われたんだ。クロサスはどう?」 クロサス「僕はどっちでもいいよ。君に決めて欲しい。君が軍隊の一員になる事を嫌うなら入らなくてもいいし、大丈夫と思うなら入ってもいいよ。」 ロア「分かった。確かに軍隊に入るのは嫌ではあるけど、ここでの経験はマイナスにはならないと思う。あと、君を格納できる場所はここしかないからね。じゃ、艦長のところに行ってくる。」 ロアはコックピットを出ると、近くで待っていたバルトフェルドに話しかけられた。 バルトフェルド「答えは出せたかな?」 ロア「はい、私を部隊に入れてください。」 バルトフェルド「そうか、良かった。そういえば君の名前聞いて無かったね。」 ロア「ロア・ヴィスです。よろしくお願いします。」 バルトフェルド「ザフトには特に階級は設けられていない。これからよろしくな、ロア君!」 ロア「はい、こ…」 その時、アラームが鳴り響いた。
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