近づく脅威

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バルトフェルド「敵襲か!ロア君、君も出撃して欲しいが行けるか?」 ロア「はい、大丈夫です!起動準備してきます。」  ロアはそう言うと、クロサスに乗り込んだ。 オペレーター「コンディションレッド発令、先程のアンノウンと同じ機体が10機来ます。出撃準備をお願いします。」  ロアがコックピットに入ると同時にモニターが光りだす。 クロサス「ロア、出撃準備は出来てるよ。」  モニターにバルトフェルドの顔が映し出された。 バルトフェルド「ロア君、君の機体の名称聞いてなかったんだが、何と言うんだ?」 ロア「この機体はCRS-001 クロサスガンダムです。」 バルトフェルド「そうか、ありがとう!軍曹としての初戦闘頑張ってくれ!」  そう言うと、通信が途切れた。 オペレーター「ロア・ヴィス、出撃してください。」 ロア「ロア・ヴィス、クロサスガンダムいきます!」  ロアが宇宙空間へ出ると、既にキラも出ていて戦闘が始まっていた。  キラから通信が入る。 キラ「ロア君。これからよろしくね。」 ロア「はい、よろしくお願いします!」 キラ「10機だけじゃない可能性もあるから、常に周囲に気をつけて。」  キラは通信を切り、味方の救援に向かった。  ロアもすぐに戦闘に入り、出撃して2分ほどで全て撃墜した。  エターナルに帰艦しようとした時、警告音が鳴り響いた。 オペレーター「皆さん、気をつけて下さい。さっきとは違うMSが向かってきます!」  ロアがレーダーで認識したころには周りのM1アストレイが撃墜されていき、戦闘終了後の半分になっていた。 キラ「ロア君!君は戻って!」 ロア「いや、戦います!」 キラ「だけど!この敵は今までとは違う!」 ロア「分かってます!でもこれ以上撃墜されていくのをただ見ているなんて嫌です!」 キラ「……分かった。撃墜されないように気をつけて!」  その会話が終わる頃には肉眼で確認できる範囲まで来ていた。  キラがドラグーンで攻撃すると、正体不明のMSは細かい緑色の粒子を展開させてビームを防いだ。 キラ「何だ、これは…今まで見たことがない兵装だ。ビームライフルが効かないならサーベルで!」  キラがビームサーベルで斬りつけるが弾かれる。 ?「どう?私のMSは?」  正体不明のMSのコックピットの中でパイロットが不敵の笑みを浮かべながら言った。  その時、そのMSから音声が流れ始めた。
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