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~入学~
「お前は強くなれ……じゃあな……騎刃…」
後ろの方で誰か泣いてる?
ジリリリリリリ!!
「わぁっ!?……またこの夢か、誰なんだろう、僕の名前知ってるて事は両親だったりして」
そんな分けないか、と言って騎刃は苦笑いした。
「支度しないと、まず顔洗うかな」
騎刃は顔を洗い服を着替えて、一階に降りた。
「おはよう、騎刃」
「うん!おはよう!」
この人は僕のおじいちゃん、一人で僕を育ててくれたんだ。
「騎刃、今日から学園生活かい?」
「うん」
「寂しくなるのう…」
「大丈夫だよ、たまに帰ってくるから」
そう言うと、おじいちゃんの顔が、パァと明るくなった、よほど寂しかったのだろう。
「じゃ、行ってきます!」
騎刃は大きなバックを持って、出ていった。
「楽しんでくるんじゃぞ!」
騎刃は走りながら手を振った、そして、おじいちゃんは見えなくなった。
「よし!がんばるぞぉ!」
「おーい、騎刃ー!」
「ん?…あ!拳君!」
「一緒に行こうぜ」
「うん」
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