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学園に戻ると嶽光は騎刃の手を引っ張り何処かに連れてこうとする、その異変に龍が気付き嶽光を止めた。
「……先生…どうしたんですか……?」
「ここじゃ話せない…」
それだけ言って騎刃を連れてさっさと歩く、すると途中部屋を見つけ中に入った。
「ここならいい…フゥー…龍君、今から言う事は誰にも言わないでくれ?」
「……はい」
「騎刃君は獅子の一族なんだ…」
「……!?」
「驚くのは無理は無いね…君には本当の事を全て話そう…」
「…」
龍は無言で耳を向けた。
「獅子の一族は、王族を殺した一族じゃないんだ…逆なんだ、王族が獅子の一族を殺した…」
「…!」
「王族と獅子の一族は元々良好な関係にあった、獅子の一族はもの凄く強かったらしく戦闘力がズバ抜けていたらしい、王は獅子の一族を信頼し獅子の一族も王を信頼していた…けど、王がある日獅子の一族に武力国家アーマを落としてこいと冗談半分に言った、それから三日後だ…獅子の一族がアーマを落としたという報が入った、王は武力国家アーマを落としたその戦闘力に恐怖を覚えた、アーマはね、その時代で最強と言われる国だったんだ…それをたったの数百人で国を落とした…
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