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ラーメンを注文して二人で待っているとまなみが、
まなみ「あっ、メールだ。ちょっとごめんね」
とカバンから携帯電話を出しメールを打ち始めた。
僕は少し暇になり、まなみの横顔を見ていた。
熱心に打つ
携帯電話に焼きもち。
タカ「ねぇ、なんて打ってるの?」
と携帯電話を覗き込んだ
まなみ「ちょっ、見ちゃやっ」
と携帯電話を僕から遠ざける
タカ「少しだけ見せてょ」
まなみに対して甘える態度をとる。
携帯を両手で押さえ
首を横に振るまなみ。
可愛いと思いながら鼻の下を伸ばしてたら
ラーメンが目の前に置かれた。
二人でラーメンを食べる。
すると、まなみの手が僕の顔に近づいた。
メガネを拭いてくれた。
まなみ「メガネが雲って見えないでしょ?『メガネだけ』拭いてあげるね」
下から上を覗きこむようにメガネを拭いてくれた。
顔がカッーと熱くなる。
タカ「い、い、いいょ。大丈夫だょ。自分で拭けるから。」
まなみ「いいから、いいから『メガネだけ』拭かして。」
恥ずかしくて言った言葉もまなみの真剣な顔には勝てなかった。
タカ「もう見えるって大丈夫だ………ん?……………あれ?」
まなみは、僕のメガネだけではなく、
顔、全体を拭いていた。
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