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ゆっくりと歩いていたが、
もう少しで彼女の家に着く距離。
まなみ「そういえば、私もね気になることがあったの、」
アゴに手を当て考えながら話す
まなみ「あの女の子のアダ名がメガネザルで、
メガネザルが眼鏡を掛ける…」
タカ「それがどうしたの?」
まなみ「アダ名がメガネザル、
メガネザルが眼鏡を掛ける…」
タカ「何に引っ掛かってるの?」
タカは悩み続けるまなみの頭を揺らした
まなみ「ん~ちょっとやめて!
今、真剣に考えてるんだから」
頬を膨らませるまなみ
まなみ「誰かに似てるんだょね~…
メガネザル~メガネザル~眼鏡~…
メガネ~メガネ~メガネ~…
ハッ!?タカと似ているんだょ!!」
まなみは跳び跳ねて喜んでいる
タカ「何が似てるの?」
嫌な予想をしながらも、
恐る恐る聞いた
まなみ「なんかね雰囲気が似てるの!」
まなみは雰囲気だけでしか捉えていなかったが、
僕は気づいていた。
アダ名メガネザル、メガネザル、メガネ
↓↓↓↓
メガネザル、メガネザル、メガネ
↓↓↓↓
メガネ、メガネ、メガネ
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タカ
↓↓↓↓
メガネ(アダ名)
眼鏡(掛けている)
メガネ(存在)
↓↓↓↓
メガネ、メガネ、メガネ
まなみにとっての僕の学名は
『メガネ、メガネ、メガネ』
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