高校三年
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俺の名前は五十嵐 伸治[いがらし しんじ]。高校三年。 名古屋の学校に通っている。 始業式も終わり、桜の花びらも散り、夏へ向け気温もどんどん上がってくる。 辺りはビルに、アスファルトの道路の熱気。トラックの出す排気ガスの臭い。季節感は微塵も感じられない。 こんな景色が当たり前だと思っていた。
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