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(何故僕は今、女性の姿をしているんだ?今車を運転している女は一体誰なんだ?何故僕の肉体と思われる人物は死んでいたんだ?全くわからない!!)
神谷は、今日一日の出来事をできるだけ詳しく思い出そうとしている。
(確か、コンビニに行こうとしているときに激しい頭痛がしたんだが…)
(いや!?待てよ!?そう言えば頭痛直前に背後から小柄な女性に何かで殴られたような…。ハッ!?)
神谷は、記憶を失う直前の出来事を思い出した。
(どういうことだ!?今自分の肉体となっているこの遠山と呼ばれる女性こそ僕を襲った人物ではないか!?)
どうやら、神谷は今の自分の肉体である遠山に背後から突然襲われたようだ。
(ん?待てよ!?ボクは、さっきの洋館で意識を取り戻したはずだが?)
神谷は、洋館で一時的に意識を取り戻した時間があるようだ。
(そういえば、そのあと表情を強張らせた遠山と呼ばれる女性に体当たりをしたが、そのあとの記憶が全くない。そうかぁ~あのときに僕と遠山という女性の意識と肉体がすり変わったのか…。そんなことって有り得るのか!?)
神谷は今の状況を受け入れることができないでいたが神谷は、渋々1つの答えを導きだした。
(しかし、現状から考えられるのはそれだけか…。しかし、その時まだ僕の肉体は生きていたはずだが…。)
神谷は、何故自分の肉体が頭から血を流し息絶えていたのか、答えが出せないでいた。
第四章 完
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