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神谷は、この洋館から中々出られない焦りと恐怖で冷や汗が止まらなかった。
(何なんだよここわ!早く出なければおかしくなりそうだ。)
ようやく、1階に降りることが出来た神谷は、落ち着きを取り戻したが…
ドカッ
(またかよ!!今度は何だ!?)
再び神谷は携帯電話を取り出した。
(何だ?手が濡れてるぞ?)
神谷は、手元を照らした。
!?
(なんじゃこりゃ~!?血か!?)
神谷は、転倒した際に床に触れた部分が濡れているのに気づいた。
(あ~もうマジ無理!早く帰りたい…)
神谷は躓いた辺りに携帯電話の明かりを照らした。
そこには神谷が予想した通りの物があった。
そう。そこには頭から血を流した人が倒れていた。
第一章 完
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