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ファンクラブというものが本当に存在していれば怖いリーダーを思い浮かべる。
「…あれは怖かったなぁ」
漫画で見ただけだったが、主人公が怖いイジメに遭っているのを目に焼き付いている。
「話すことはないと思うけれど、あまり近づかないようにしなきゃ…」
そう決心すると〝王子〟がこちらの方向に振り返った。
「!」
その表情は、何処か儚げな表情。
イメージと違っていた。
いや、ただ困っているだけ?
どちらにしろイメージと違い驚いた。
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