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アレ?
何だこれ
空が真っ黒だ
アレ?
真っ黒なのは俺じゃねーか
アレ?こんなん前もなかったっけ?
アレ?
そういえば俺…
「うおぉっ!!!;」
銀時は寝苦しさから突然目を覚ました。
ベッタリと汗をかいてるのにも気付いて、ゆっくり起き上がった。
「…夢でも見てたか…?」
最後に記憶があった時、銀時はボロボロのビルの一室で、這いつくばって二人の名前を呼んでいた。
「…夢…だな。夢!;いやぁ、変な夢見るもんだな今日はぁ…」
自分に言い聞かせて、取り敢えず落ち着こうと立ち上がって部屋を見渡すと、銀時は愕然とした。
「…俺が寝てる間に大改造されてんじゃねぇかァアアア!!!;;」
そう。そこは銀時達の仕事場でも、夢だと思われるあのビルの一室でもなかった。
銀時は小綺麗なオフィスのソファーで寝ていたのだった。
もちろん銀時にこんな所に来た事も、見た事もなかった。
「どこだ此処…まさか、ぱっつぁんが勝手にビフォーアフターしたのか?ジョージの陰謀で、万事屋銀ちゃんならぬ、万事屋所ちゃんになっちまったのか!?;」
また変な汗が流れるのを感じつつ、銀時は倒れないようにソファーに座り直した。
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