黄銃キャリオン

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黄銃キャリオン

その弾丸は光よりも早いと言われている。 今は昔、ある満月の夜に竹取の考三という老人が竹やぶで可愛い女の子を見つけた。 その横には獅子が立っていて 「このこが18になった満月の夜に迎えに来る」 と言い去っていった。 考三はこの女の子に「かんな姫」という名をつけた。 やがて売る串くそだったかんな姫は18になり生まれ故郷である月に帰ることになった。 かんな姫は考三への感謝の気持ちを込めてこの銃を授けた。 このことから親を大切に思う「考」の心を持たないとこの銃を撃つことが出来ない。 当時の技術でこの銃を作るのは困難なことから「かんな姫は宇宙人ではないか?」という説もある。 また、古今東西、月にまつわる話はいくつか存在するがなぜこの話が竹取物語に「似ているのかは未だ謎である。 腐男塾伝風紀 「新説!月には獅子が住んでる!」より
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