31人が本棚に入れています
本棚に追加
取りあえ俺は保育園に電話をかけることにした
朝早いし、まだ誰もいないだろと思いながらかけたら、意外とすぐに繋がった
「おはようございます。桜丘保育園事務室です。」
「あのぉ、神崎の義弟ですけど。」
「あれ?裕菜くん?芭那だよ。」
電話に出たのは秦の実の姉の神崎 芭那(カンザキ ハナ)さんだった
「どうしたの?こんな朝早く。やっと神崎家に嫁入り?(笑)」
芭那さんは俺が秦のことを好きなことを知っている
だから話をするたびに冷やかされる
「違いますよ。秦、熱があるみたいなんで今日はお休みします。」
「よく秦が休むなんて言ったわね。」
「言ってないですけど、凄い熱なんで仕事なんて手につくはずありませんよ。」
「そう、じゃあお大事にって伝えておいてね!」
「はい、わかりました。失礼します。」
最初のコメントを投稿しよう!