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「秦。着替え終わった?」
電話を終えて辺りを見渡すと、秦は着替えたものの、ソファーに倒れ込んでいた。
しかもパジャマのボタンを閉めないまま。
「ちょっ!?悪化したらどうするんだよ!!」
慌ててボタンをしめてあげる。
「結菜……ふらふらする…」
「熱あるんだから当たり前だ」
肩を貸してなんとか秦を寝室へ連れていく
「もう少ししたらお粥作るから、それまで寝てて。」
「…学校は…?」
「秦がこの状態なのに行けるわけないだろ。」
「ごめん…」
「謝んなよ。どうせ高杉の愚痴とか聞いてやってたんでしょ?」
「うん…」
「俺のことはいいからさ、休みだと思ってゆっくりしてよ。」
そう言って部屋を出て、直ぐさまポケットからケータイを取り出した。
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