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美波に5年と答えたと同時に、授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。
「はぁ…やっと終わったぁ。」
高杉が欠伸をする。
「さ、教室戻るぞ!あっ、優菜。あとで職員室来て?」
「は?何でだよ!」
「いいからいいから。」
手をひらひらとさせながら高杉は体育館をあとにしていった。
「優菜なんかしたんじゃねーの?」
ニヤニヤしながら聞いてくる
「何もしてねぇーよ。お前と一緒にするな!!」
美波は普段から授業をサボりすぎて単位が足りなく、よく高杉に呼び出されている。
「今日は一回も授業サボってねぇーから怒られないもん」
「あっそ。」
美波のその自信はどこからくるのか知りたい
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