Prologue

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「まったねー亜子ー!!」 「ん、またねー優奈」 時刻は午後9時を回ろうかというところ。 期末試験が近いため今までファミレスで優奈と勉強していたのだが、少し遅くなったかもしれない。 今をときめく(そこ、首傾げないっ!!)女子高生な私にとってやはり夜道というものは少し怖いものがある。 まあ私の家はファミレスからそんなに遠くないし、自転車だから危なくなったら思いっきり漕いで逃げればいいだろう。 ファミレスのある大通りから脇道に入り公園の中を抜ければ私の住む住宅地は目と鼻の先だ。 「ふーんふふふーん♪」 最近流行りの歌手の新曲を口ずさみながら脇道へと入る。
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