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「どうする?てかどうしたい?」
どうしたいか?そんなの退学したくないに決まってる。
どうしよう。どうしたら退学しなくてすむ?
自分の置かれた状況を整理するかのように自問自答する。涙が止まらなくて一層ぼやけて見える視界の中、下駄箱だけがはっきり見える。
「あ…」
私はあることに気付き、つい言葉に出してしまった。
「どうするの?」
聡子が聞き返す。まるで私の事をなんでも知っているかのように笑い混じりの優しい声だった。
私は今まではっきりと言葉に出して居なかった。寧ろ心の中で叫んでいた。そして今までの焦燥感を払拭する重大な事に気付いた。
「私、今24だよね…。高校はとっくに卒業してる…。」
疑問と不安が残りつつ問いかけのような、自分に言い聞かせてるかのような気持ちで答えを伝えた。
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