見えない車

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自分「う…、うそだろ」 こちらを見たような気がしたセダン車の運転手の顔を見た自分は絶句した。 T「どうしたの」 自分「か、顔…、いや、あの運転手、口から上が無いんだ」 そう、自分が見られた気がしたと感じたのはその運転手の口から上の部分、つまり鼻や目、顔が無く、それらがあるべき場所は完全に透けており向こう側が見えている状態だった為であった。
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