見えない車

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自分とTは何が何だか分からないような状態で再び峠を上へと向かい走り始めていた。 霧の晴れた峠道をしばらく登って行くと前方右側に自分達が夜景を見る時に使う小さい駐車場が見えた。 自分「ああ、ファミリアだ」 T 「AとKが外に出てる。 …無事だったんだ」 駐車場に止まる見慣れたファミリアを見つけた自分達は友人達の無事を確認しほっと胸を撫で下ろした。 程なくTが駐車場へとレビンを止める。 A 「やっと来た。 随分時間がかかったね」 K 「あんまり遅いんで帰ったかと思ったよ」
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