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Tがコックリさんに飽きたように懐中電灯の電気を暗闇の中、くるくると回しながら言った。
W、友人「あれ、ちょっと待って…。
10円が勝手に動き始めたぞ。
おい、T、暗くて見えないから懐中電灯で紙を照らしてくれよ」
暗闇の中、Wと友人の興奮した声が聞こえた。
T 「えっ、ちょっと待って」
Tが慌てて懐中電灯をW達の手元へと向けた。
自分も紙へと視線を向ける。
紙の上では10円がゆっくりと移動し始めていた。
自分「またまた、どっちかが動かしてるんだろ。
俺達を恐がらせようとしても無駄だよ」
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