コックリさん

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T 「ほんと、ほんと、俺が帰るって言ったもんだから驚かそうとしてるんでしょ」 W 「嘘じゃねえって。 勝手に10円が動いてるんだよ」 友人「“き”で止まったね。 あっ、また動き出した」 そう言ったWと友人の声が暗闇の中でも緊張しているのが分かった自分達も10円玉の動きに視線を集中させた。 『き…た…よ』 10円の動きに合わせてWが口を開く。 『か…え…さ…な…い』 続いて友人が言葉を続けた。
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