僕と完璧彼女

合格発表

(んｰ… やっぱそれなりに難しいな…。
まぁ180点くらいはとれるだろ。)

俺はそこそこ余裕だった。

そして合格発表の日―

｢和斗ｰ聖矢ｰおはよｰ。｣

｢｢おはよｰ｣｣

｢待たせてごめん。
さ、結果見に行こうぜ。｣

こうして桜高校に着いた俺達は受験番号を見に行った。

｢人多っ。うざ。｣

｢まぁこんなもんだろ。てか番号見えねｰ。
勇人見えるか？｣

｢いや、俺の方が視力悪いから。｣

と、聖矢と話していると、隣にいた和斗がいきなり叫んだ。

｢あっ!!｣

｢うおっ!!
いきなりどうしたんだよ和斗!?｣

｢勇人特進科受かってる!!｣

｢…は!?まじ!?
普通科で良かったのに…
てか和斗と聖矢は!?｣

｢ない…かな……
多分普通科。｣

｢えｰ…
合格者俺だけ？｣

｢勇人だけ。
ま、1人だけど頑張れ(笑)｣

｢…まじで孤独だ…
泣きそう…｣

多くの人が笑顔の中、俺はﾃﾝｼｮﾝがた落ちだった。

だって倍率4倍だよ!?
普通落ちると思うじゃん!?

…はぁ
どうせ特進科って坊主とみつあみの眼鏡のｶﾞﾘ勉の集まりなんだろうな…

まじで欝だ…

こうして俺の特進科入学がきまった。