◇1◇

6/6
前へ
/78ページ
次へ
……とまぁ彼等はこういう経緯で生徒会役員の座に着いた訳だ。 しかしやってる仕事といえば書類整理にハンコの捺印、集会の仕切りetc... 「Nomalな生徒会でよかった」 「噂等下らぬものよ」 噂とは違い、かなりフツーの生徒会に安堵する6人。 「ちゃんと仕事している様だな」 「Hey 誰かと思えば小十郎じゃねぇか!」 入って来た男は、政宗と元親が所属する1-A担任、片倉小十郎。 昔は竜の右目、今は学院の国語教師兼政宗の家庭教師、そして生徒会顧問をしている。 「片倉殿でござったか!」 「真田、せめて[先生]を付けてくれ。 で、どうだ?生徒会続けるか?」 「こんな中途半端なところで辞める訳ありません」 「なかなかやり甲斐があるしな!」 半兵衛と元親からやる気のある台詞を聞くと、小十郎はほくそ笑み言葉を続けた。 「そうか……じゃあ来週には初出勤だな」 「初出勤……ってもう仕事なら始めてるけど?」 「それは表の仕事だ。 来週からは裏の仕事も始めて貰うから、覚悟しておけよ?」 「「「「「「はぁっ?」」」」」」 「命には……お前等なら大丈夫そうだな。 ま、せいぜい頑張れよ」 そう台詞を残し、小十郎は別の仕事へと戻っていった。 さてさて、6人の運命はどうなることやら…… 続
/78ページ

最初のコメントを投稿しよう!

368人が本棚に入れています
本棚に追加