白い鴉

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俺が六歳の頃、小学校に入りたてだった。 もちろん友達も沢山できて、放課後にその友達と遊ぶのが楽しみだったんだ。 けどある日、公園で遊んでた時の事…。 俺は初めて白い鴉を見た。 そして、そいつは翔んでいった。 俺は気になって気になって、やっていたサッカーを抜け出してそいつを追ったんだ。 俺がついてきてるってわかったそいつは、一回止まった。 鴉の感情なんて解んないけど、その時の俺には悲しそうに見えた。 きっと餓鬼だったから、そういう発想に辿り着くんだろうな。 そして、白い鴉は一回公園の方へ戻ろうとしたんだろう。 その方向に向かって両翼を広げた。 だかそいつは、止めた。 反対の方に翔んでいった。 だから、俺もそれについていった。
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