雨月という名の

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(*゚∀゚)「…」    濃い灰色の髪と瞳、ポニーテールを背中に垂らしている少女。事務用の古い椅子にもたれかかり、表紙に"ポリー・ハッター"と書かれた本と睨めっこをしていた。  静かな部屋にノックが響く。少女が返事をして、黒髪のチャイナ服を身につけた女性がドアをゆっくり開ける。   wl´ー _ーノv「やあ、元気かいな?ツー=ラインイーストくんよー」    つーはゆっくりと顔をあげるが、視線は文字列を名残惜しそうに追いかけている。数秒おいた後、詩織を挟みようやく本を閉じた。  ひと息ついて、   (*゚∀゚)「元気も元気、大元気だよ」   wl´ー _ーノv「大元気…!そんな単語、私の辞書には載ってないアル!追加追加っと…」   (*゚∀゚)(いきなりキャラつくり出した…)   wl´ー _ーノv「とうとう今日になったけど、団長…どうするのさ」   (*゚∀゚)「?」   (*゚∀゚)「…どうするって、なにを?」   wl´ー _ーノv「いや、ちょっと…」   (*゚∀゚)「…?」   wl´ー _ーノv「…意味深なこと言ってみたかっただけさい」   (*゚∀゚)「そっかww」    そこで再びのノック音に、再びつーは返事をする。  ココン コン ココン、 ココン コン ココン、 ココン コン ココン コン、    ガチャッ   (*゚∀゚)wl´ー _ーノv(サ○エさん?)   _ ( ゚∀゚)「つーちゃんおはよう朝のチュッチュは……っ」    眉毛、隈ともに濃いボサボサ頭の黒ずくめの男が変なポーズを決める。   (*゚∀゚)「…」   wl´ー _ーノv「…なに言っちゃってんのコイツ」   _ ( ゚∀゚)そ「…ハッ」   _ ( ゚∀゚)「シュール=ハンタキラー!!君もいたのかい!?」   wl´ー _ーノv「私そんなに影薄いかしら」   _ ( ゚∀゚)「そんなこたないさ輝いてるさ!!輝きすぎて女神の像かと思ったさ!!」   wl´ー _ーノv「オホホホホそうでしょうまるで金箔の壁みたいでしょう」   (*゚∀゚)(シューが変なテンションになってる…)      
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