バカの思いつき

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「あや、もう大丈夫」 タオルを取り、透水は起き上がった。 「そう?ならいいけど・・・」 「ところで、他のやつらは?」 「茜と大神、草壁はあそこでボール投げしてるでしょ?咲と守屋くんはずっといたちごっこ。八雲と片桐さんは浅瀬で適当に遊んでるって」 「そうか、んじゃオレは・・・」 「う、うん・・・」 透水は立ち上がり、彩華は少し期待した。 「水着ギャルウォッチングだーい!!」 透水はぴょーんと飛び上がり全力で走りだした 「・・・・・・え?」 一瞬のことで彩華は呆けてしまったが、次の瞬間には憤怒の形相を浮かべ、透水を追いかけた。 「ちょっと待たんかいコラー!!」 「おいおい、仲いいなぁあいつら」 「仲良きことは美しきかな、だね」 「いや、どう見ても違うだろ。いや、逆にあってるのか?つっこみがいないなぁ。」 茜、天下、薫はそれぞれマイペースに二人を眺めた。
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