バカの思いつき

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「ふいー、ここまでくればさすがに・・・っと、おぉ!!」 彩華を振り切って一息ついた透水の視線は、一人の美女に引き寄せられた。 「うん?キミは・・・んっふふふぅ、悪ーいこと思いついちゃった」 透水の視線に気づいた美女は、小悪魔のような笑顔を浮かべ、透水に近づいた。 「おぉ、なんてナイスバディ・・・い!?おっ、お前は!!」 透水は見とれていた美女に気づき、我に返ったが、すでに手遅れだった。 「ふっふーん、もう遅いよーんだ。まぁ、私の体に見とれちゃうのは仕方ないことだよねー」 得意気な顔をして美女、夏目麗華は微笑んだ。 「やばっ、逃げ・・・」 透水は慌てて逃げようとするが、すでに麗華の術範囲内だった。 「煩悩を・・・解き放て!!」
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