最後の時

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慶応3年(1867)の終わり頃には病状が悪化し、新選組が江戸に引き上げた後は、一人隠れるようにして療養生活に入った。 場所は、千駄ヶ谷の植木屋の離れとも、新選組と親交のあった幕府御典医松本良順邸の中 近藤さんの処刑を知らされぬまま、僕は5月30日、一人で逝った。 近藤さん…土方さん…ごめんなさい。
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