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Side 大貴
一一バシッ!
鋭い音と共に
彼の拳が降りかかる。
お腹に、背中、腕や足……
普段は、
服で隠れる部分に
愛は刻まれる。
正直、
彼のこんな一面には
もう慣れてしまった自分がいる。
一一…ボコッ!
「……っ、いたっ…、よ…けぇっ…」
そうは言っても、
実際は
痛くて怖くて
堪らないんだけど。
でも、いいんだ。
それが、慧の愛情だから。
苦しいけど、我慢できる。
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