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Side 大貴
茶色い髪の君が好き。
歌が上手な君が好き。
ダンスも頑張る君が好き。
メンバー思いな君が好き。
とにかく、君が好きだから
真似っこしたくて
髪を茶色に染めてみた。
「なんで染めたの?」
「前より、幼くなったよね。」
「黒髪のほうが、
大ちゃんっぽいよ。」
皆の評価は、
思ったよりも低いけど
「似合ってんじゃん。」
君はそう言って、笑ってくれた。
それが、1番うれしくて
「薮くんの真似っこ!//」
なんて、ついつい
本当のことを言っちゃった。
「あはっ、大ちゃん、可愛いー」
頑張りすぎた台詞のあとは
思いの外に恥ずかしくて
「お子ちゃま扱いしないでよー!」
なんて、
なでなでしてくれてた君の手を
大きく振り払ってしまった。
(振り払った手が、)
(異常に熱い気がした。)
End。
なにも聞かないでくれ…orz
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