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「ひ、雲雀さん!?どうしてここに!?」
俺は動揺しつつ尋ねると雲雀さんはあっさりと答えてくれた。
「ん?やあ、小動物。何って見回りだよ。並森の風紀を乱している者がいないかのね。」
この人、休日までそんな事してるのー!?
いや、でも雲雀さんだからな…
と、驚き半分納得半分な状態でいる俺に、雲雀さんはふと思い出したかのように話し出した。
「ああ、そういえば君、今日誕生日だったよね?おめでとう。」
「!!あ、ありがとうござい…ます」
雲雀さんがあまりにも唐突にしれっとした表情でが言うものだから一瞬何を言われたのかが理解できなかった。
「それじゃあね」
なんとかお礼を言うと雲雀さんは学ランの裾を翻し、さっさと去って行ってしまった。
だが、暫くしてから何故かヒバードだけが戻ってきた。
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