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「あー…メンドクセー…」
ユラリと、河原で何かが動いた。
「…でも、やらないと煩いしなー…」
ここは骸達が寝泊まりしている小屋の裏の河原。
そこで、骸の弟子…フランは師匠である骸に言われた、幻術のトレーニングを一人でやっていた。
「てゆーか…こんなの一人でやってて意味あるんですかねー…?」
つまらなさそうに、そう呟いたフランは川に足を投げ出し、河原に寝転んだ。
「良い天気だなー…」
こんなに良い天気の日に修業なんてなー…
そう、思いながら空を流れる雲をぼんやりと眺めていたら、不意に小屋の方から音がした。
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