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「雲雀殿が遅いので早く行こうとしていただけですよ？」
とバジルは言い、犬や了平、千種達に見せ付けるかのように前へだした。
雲雀の手を握っている方の手を。
「ずるいびょん！」
「…同感。」
「うぅむ…極限にうらやましいぞ！」
「ねぇ…そろそろ、離してくれる？」
「…雲雀殿がそういうのなら」
バジルは少々名残惜しそうに雲雀の手を離した。
そして少し歩いた先にはﾘﾎﾞｰﾝや綱吉、山本、獄寺などがいた。
雲雀が来たのに気が付きその場にいた者達は一斉に立ち上がり祝いの言葉を言った。
「誕生日おめでとう(ございます)雲雀(さん・殿)！」
「…」
実は雲雀の為に皆で誕生日パーティーを開いていた。
そんな彼等に対して雲雀は少しばかり微笑み…
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