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「…誰?」
骸…じゃないみたいだね。骸ならいつも何故か窓から入ってくるし…
「草壁です。」
それを聞いて入れば?と答えたら草壁はいつものように書類を持って応接室に入っていた。
「何の用?」
僕は早く骸へのプレゼントを考えたかったから草壁を促した。
「部費の件についてですが…」
一通り草壁による報告が終わり、そう。とだけ返事を返した。
そして応接室から出ようとした所で不意に立ち止まりこちらに振り返った。
「そういえば、さっき黒曜の生徒が屋上に上がるのを見かけましたよ。」
「屋上?」
その話しを草壁から詳しく聞くとその黒曜の生徒は変わった髪型をしており左右で目の色が違ったらしい。
僕はそれが骸だとすぐにわかり屋上へとむかった。
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