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骸と目を合わせられない。自分の誕生日に骸はプレゼントをくれたのに僕からは何もあげれない…ってなるとやっぱり怒るよね。
「…ごめん」
そう僕が謝ると骸は優しい声音で言った。
「別に気にしてませんよ?」
でも…っ と僕が言おうとすれば それに、と骸は言葉を続けた。
「クフフ…誕生日を大切な人に祝っていただき、おまけに一緒にすごせている。僕はそれだけで十分ですよ。」
「ワォ…君って意外と欲が無いんだね」
もっと欲張ってくれてもいいんだよ?
今日は君が生まれた日なんだから。
たまには甘えて欲しいものだよ。
end.
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