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談話室に取り残された2人も準備をするために談話室から出た。
「ところで、どこの海に行くんですかねー?」
「お前話し聞いてた?」
と、フランに疑いの眼差しを向けるベル。
「…半分はー。」
「半分かよっ!」
グサッ
「うっ…だってールッス先輩も行くんですよ?」
そう言われベルはフランが途中から話しを聞いていなかった理由がなんとなくわかった。
「あーなるほど。ま、とりあえず行くのは日本の海らしいぜ。んで、旅館に泊まってから帰ってくるんだって。」
「そうですかー…まさかとは思いますけど旅館の部屋って…」
あぁ、と思い出したようにベルは言葉を続けた。
「部屋割は俺とお前、ボスとスクアーロ、ルッスとレヴィだって。」
なんでカエルなんかと一緒なんだよ。と呟いていたら横からフランがベルを見ながら…
「変なことしないでくださいよー?」
「は?何もしねーし。」
といいつつも心の中で“多分。”と付け加えていた。
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