介入

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ドアを閉めて鍵を掛け、階段を下りていく。 そこで気が付いたがどうやら季節は夏ではなく、まだ春らしい。 携帯を開いてみると日付は5月。 時期的に見てSOS団メンバー全員が揃った頃であろう。 そう考えるといよいよ面白くなってきた。 しかし同時にするべきことも出来た。 それは当面の目的としてSOS団に入団すること。 これが達成出来なければ俺は完全に蚊帳の外、ただの一般人でしかない。 ここは俺が見ている夢の世界だ、そこで脇役にもなれないで終わるなんて情けなさ過ぎる。 それを防ぐ為、キャラクターはしっかりと練らねばなるまい。 まずは口調。 これだけでかなり印象が違うからな。 幸い、ハルヒの世界には関西弁のキャラが居ない。 加えて関西弁のキャラクターは漫画やアニメで山ほど出ているから日常会話くらいならば真似ることは容易いだろう。
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