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ある日の東方司令部。
「ちっ。また来ちまったぜ。」
門の前でエドワード・エルリックは言った。
「仕方ないよ、兄さん。今回の任務の報告書、出さなきゃいけないんでしょ?」
エドワードの弟、アルフォンスが兄をなだめる。
「行ったらまた新しい仕事言い付けられるじゃねぇか。これじゃあ身体を取り戻す手がかりを見つけるヒマがねぇよ。」
「国家錬金術師のさだめだね。」
と、困ったように笑う鎧姿のアルフォンス。
「あんのクソ大佐。今度こそ文句つけてやる!」
門兵に国家錬金術師の証である銀時計を見せて中に入り、二人は大佐がいる司令室へと向かった。
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