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「見りゃわかんだろ?軍の回線使って私用電話中だよ。」
「え・・・それっていいんですか?まだ勤務時間ですよね?」
「だめに決まってるだろ。」
「んじゃなんで誰も止めねぇんだよ。」
「一応大佐は上官だからね。」
呆れるエドに、フェリーが苦笑いをかえす。
「僕たちの中で大佐に説教できるような強者は、中尉ぐらいしかいないんですよ。」
「え?それじゃあ大佐が中尉をお使いに出した理由って・・・。」
「ま、自分がサボりたいからってわけだ。」
「・・・・・。」
みんなの視線が大佐に向けられる。
「・・・・そうなんだよ。・・・・ああ。それじゃあ今夜は・・・・・。」
その後も大佐の電話は長々と続いた。
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