今度って

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久遠side 伊達さんと二人で 恐喝ビデオを観ていたら 「ねぇ、久遠くん」 「ん?」 「俺らもしてみようか」 「え?」 「これ、」 伊達さんが指を指した先は 恐喝ビデオ 「は? 俺ら男同士…、んっ」 伊達さんに体を引き寄せられて キスされた 「んーっ…ん…ふぁ…」 目をぎゅっと瞑って そのままになっていると 口内に伊達さんの舌が入り込んできた 「は…ぅ…んふ…っ」 俺の舌に 伊達さんの舌がねっとりと絡んでくるから 段々と苦しくなってきて 「っん…、…はっ…」 伊達さんの服を掴んだら 伊達さんは唇を離してくれた 「は…っ…はぁ…伊達、さん」 俺は上がった息を整えながら 揺れる視界で伊達さんを見つめる 「あ、もしかして久遠くん始めてだった? この前宮城くんのこと口説いてたくせに」 伊達さんはそんな俺を見て クスリと笑いながら言う 「…そんなこと、訊くもんじゃねぇだろ」 「それを訊くのが楽しいんでしょ? じゃあその反応は、初めてなんだ」 「そうだけど、悪い?」 半分ヤケクソで伊達さんに言った .
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