普通な日常を歩みたい少年VSトラブルメーカー達

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 息を切らしながらパソコン室に突っ込んだ俺は叫んだ。  拓真の馬鹿野郎ぉぉぉおおおお! ではなく。 「……遅れ! ……ました!」 「ハイ、雲仙(ウンゼン)遅刻ー」  技術科担当教師に、冷たい視線と冷めた言葉を浴びせられた。  クラスの皆は俺に注目している。シャワーの様に浴びせかけられる好奇の視線。  やばい、視線が……痛い。とりあえず席に…………席どこやねん。  オドオドオロオロTHE俺。  教室を見渡すと、俺に小さく手招きをしている奴が1人いた。そいつは口パクで『こっちこっち』と言う。 .
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