一年に一度の……

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ひとみは大きくため息を吐いた。 「胡桃って……本当に……」 「へ?」 分かっていて隠しているのか…… 本当に天然なのか。 胡桃の本当の気持ちが時々分からない。 他人の恋愛大好きなひとみも、胡桃の事はなかなか理解できずにいる。 「何でもない! それより、菊地君にプレゼントとか用意したの?」 話題を変えてひとみがにやっと笑いながら胡桃に近づく。 「プレゼントになるかは……分かんないけど……」 「用意したんだ?」 「ま……まあ……。」 「ふーん……今日のパーティーが楽しみね。」
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