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「ああ。第一発見者はこの近くに住む人で、大きな音がしたから、近づいたら血まみれで倒れている彼女を発見したらしい。」
手帳を見ながら話す立川。
そんな中、頼人はぼそっとと呟く。
「……故意にぶつけましたね。」
「さすが頼人君。」
苦笑いしながら賞賛する。ひとみも頷いていたが、弘行は一人だけ首を傾げた。
「なんでわざとって分かるんだ?」
「……本当弘行は。地面見て。
どこにもブレーキ痕が無いでしょ。これって最初から胡桃を轢き逃げする気満々だったって事じゃない。」
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