同じ罪状、違う反応

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なんとも微妙な空気の自己紹介が終わった。 「ありがとう。じゃあ、自己紹介も済んだし本題なんだけど……?」 ミコトが無言で手を挙げている。 「何かな? ミコト」 他の四人が何事かとミコトを見るなか、当の少女は気にせず話し始めた。 「もしかして、って思ったんだけどさー…」 「うん」 「ここって、アレじゃない? ダンテのアレ」 ダンテのアレ、と言われても、四人は何が何だか解らない様だ。 「…うん、君が考えてるソレで間違いないと思うよ」 少しの間を置き、フーギーシードが返した。 「うっわー…スゴ…」 二人の間でのみ成立する会話に、四人は完全に置いていかれたままだ。
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